大阪名所 天保山

 大阪メトロ「大阪港駅」で降りて北へ10分ほど行くと「天保山公園」に辿り着きます。ここが標高4.5mの日本一低い山として有名な「天保山」であります。公園の入り口の「旧天保山の碑」を見ながら山頂へ進むと、見えてきたのが「明治天皇観艦之所碑」です。これは明治天皇が明治元年、天保山で新政府の軍艦を観艦したことを記念して建てられたもの。
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△大阪名所「天保山沖 蛤取りの景」(明治30年刊)
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△明治天皇観艦之所碑

 さて、この天保山について、大阪市港区のホームページによると、
「今の大阪港の周辺は、元禄時代以降の相次ぐ新田開発により、陸地が広がって行きました。一方、安治川や木津川の河口に堆積する淀川上流から流れてくる土砂により川底が浅くなり、洪水が起きやすくなり、また、船舶の航行にも支障をきたすようになるので、度々土砂をさらう浚渫(しゅんせつ)工事が必要でした。1831(天保2)年に行われた浚渫工事は、それまでに比べて最も大規模に行われました。この工事には、延べ10万人以上の人が参加しましたが、各町などから揃いの衣装を作ったり、太鼓やお囃子(はやし)で盛り上げたりとお祭り騒ぎの労働奉仕だったので、幕府から注意を受けたりしたようです」
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△天保山沖

 「この時に川底からさらわれた土砂でつくられたのが「目印山」と言われ、後に、その時の年号から「天保山」と名付けられました。今の天保山は、標高4.53メートルの日本で一番低い山ですが、江戸時代の天保山は、高さ約20mほどもあり、風光明美で桜も植えられ、茶店があり、花見や雪見、船遊びなどで大変にぎわいました」と。貝拾いも行われたようですね。
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△天保山山頂(標高4.53m)

 公園内には「天保山山頂」の標識が立っていますが、現在の天保山の名所は「天保山大観覧車」となっており、多くの外国人観光客が訪れていて、天保山山頂はひっそりとしていました。
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